医療法人 脳神経研究センター 新さっぽろ脳神経外科病院さまのご紹介

2024.07.05

新さっぽろエネルギーセンター(以下、新さっぽろEC)は、病院、商業施設、ホテル、マンションの7棟の建物で構成される新さっぽろ駅周辺地区に電気・熱をお届けしています。
新さっぽろ駅周辺地区は、低炭素で災害に強い街づくりを先導するプロジェクトとして、街区全体のエネルギーを効率的に管理するためのシステム「CEMS(地域エネルギーマネジメントシステム)」と各施設さまのご協力により、街区全体で省エネを支えています。

今回のエネトピでは、脳神経外科救急医療および脳卒中の予防を中心に、地域の皆さまの健康づくり・社会復帰に尽力している医療法人 脳神経研究センター 新さっぽろ脳神経外科病院さまの取り組みについてご紹介します(病院の公式HPはこちらから)。

◆省エネ、省COへの取り組み

新さっぽろ脳神経外科病院さまは、新さっぽろECとも連携し、省エネ・省COへの取り組みも実施しています。

その1つが、CEMSとの連携による「自動デマンドレスポンス(以下、ADR) 」です。
ADRとは、エネルギー需給のバランスを調整するCEMSの機能であり、代表的例として、ここでは自動空調機器制御の機能をご紹介します。通常は、施設管理者の方がその施設の空調制御を手動で行いますが、ADR機能を用いることで、CEMSが自動的に空調を制御し、人の手を借りずに省エネ・省CO2を実現することができます。

ただし、いくら省エネ・省CO2になるからといっても、患者さまが不快に感じるような室温設定となっては困ります。そのため、ADRを実施するにあたっての事前準備として、新さっぽろ脳神経外科病院さまで「快適性アンケート」を実施させていただくことで、室内の快適性を担保するようにしています。快適性アンケートとは、病院内のスタッフ・患者さまに施設内の「暑い/寒い」、「快適/不快」をお伺いすることで、どのような環境下(温度・湿度等の条件)でADRを発動できるのかを調査しています。

今後も、新さっぽろ脳神経外科病院さまでは、省エネ・省CO2を実現しながら、施設利用者さまへ快適な環境を提供していきます。

◆脳の専門病院として、地域に根差した医療提供

新さっぽろ脳神経外科病院さまは、19883月に札幌市白石区(現厚別区)上野幌に開院しました。世界で初めて「脳ドック」を開始し、急性期医療と予防医学を中心に質の高い安全な医療を追求し続けており、また20227月には現在の厚別区新さっぽろ駅周辺地区に新築移転し、地域の皆さまに寄り添う「かかりつけ医」として先進医療を提供しています。

診療科目は、脳神経外科・脳神経内科・リハビリテーション科・麻酔科があり、MRI3台稼動し、CTRI1DSA2等、最先端の検査機器も完備しており、ERセンターでは24時間体制で救急医療も対応しています。

このような万全の体制の下、初期の検査から脳卒中の救急医療、退院後の在宅・訪問リハビリテーションまで、一貫した専門性の高い医療の提供により、社会復帰へのサポートを行っています。

詳細については、新さっぽろ脳神経外科病院さまの公式HPからご確認ください。

リハビリテーション室
ERセンター入口
病棟デイルーム
手術室

今後とも、新さっぽろECでは、街区一帯にエネルギーを安定供給し地域の安心・安全な暮らしを支えてまいります。

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※1 RI(核医学検査)

RI(Radio Isotope:放射性同位元素)を用いた「放射性医薬品」を体内に投与して、疾患の診断を行う検査であり、細胞の機能や代謝情報を画像化・数値化することで、良悪性の鑑別・病期決定・治療効果を判定できます。

※2 DSA(デジタルサブトラクション血管造影撮影法)

頭蓋骨の中の頭の血管だけを鮮明に観察することができる検査であり、患者さんに対する負担が少なく、迅速かつ効果的に治療、診断を行うことができます。