新さっぽろエネルギーセンターとは

街全体の省エネに貢献するエネルギーセンター

札幌の副都心、新さっぽろ駅周辺の新たな街全体のエネルギーを担う中⼼施設が「新さっぽろエネルギーセンター」です。街内の各施設の照明、冷暖房、給湯、融雪などを行うために必要なエネルギーの製造・供給をしています。新さっぽろエネルギーセンター内に設置された発電機(ガスコージェネレーション)や熱源機器によって電気・温水・冷水をつくり、エネルギーとして活用されます。
また、新さっぽろエネルギーセンターでは、CEMS(Community Energy Management System:地域エネルギーマネジメントシステム)によって、エネルギー使用状況の把握や需要を予測し、エネルギーを効率的に管理しながら、街全体の省エネを支えています。

CGS
60%
45%
1000世帯

エネルギーセンターの稼働により、
CO2排出量35%を削減します。
削減規模は、約1,000世帯分に相当します。

(環境省平成31年度家庭部門のCO2排出実態調査)

波

新さっぽろエネルギーセンターで
生み出されるエネルギーと供給先

電力

新さっぽろエネルギーセンターのガスコージェネレーションシステム(以下、CGS)は、街全体で必要な電力エネルギーの約60%を製造しています。新さっぽろエネルギーセンターでつくられた電力は、各施設の照明や電気機器の動力源として供給されています。

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電力の図
温水

CGS発電時の排熱を有効利用してつくられる温水は、各施設の暖房、給湯、融雪の熱源として供給されています。

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冷水

CGS発電時の排熱を排熱投入型蒸気焚吸収式冷凍機に投入し、有効利用することでつくられる冷水は、各施設の冷房の熱源として供給されています。

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冷水の図
波

再生可能エネルギーの導入・普及拡大に貢献

CO2排出量がゼロで、環境にやさしいエネルギーとして今注目されているのが太陽光・風力バイオマスなどの再生可能(自然)エネルギーです。再生可能エネルギーは天候などの要因で発電量が不安定になることもあり、今後更に普及させていくためには、変動の調整が重要になります。例えば、再生可能エネルギーの発電量が予定よりも多くなった場合には地中熱ヒートポンプで熱に変え、蓄熱槽にためることができます。
一方で、計画よりも発電量が少なくなった場合にCGSで発電し、補完を行うとともに発電時に発生する排熱を街全体で有効活用します。再生可能エネルギーの導入拡大を推進し、脱炭素社会に貢献する街づくりを実現します。