2023.02.24
ボイラ・熱交換器の整備・検査を実施しました!
新さっぽろ駅周辺地区I街区の街区内で使用する温水・冷水は、
新さっぽろエネルギーセンターのボイラや熱交換器※1で製造されています。
ボイラ及び熱交換器は、種類によっては1年に1回検査機関による
性能検査が法律で義務付けられています。
新さっぽろエネルギーセンターに導入している機器は、この検査に該当する機器であるため、
2月中に整備及び検査を実施しました。
※1:温度が高い方から低い方に移る熱の性質を利用して、効率よく熱を伝導する機器のこと。
排ガスボイラは、ガスエンジン発電機で発電した際にエンジンから発生する
排ガス(400℃)の熱を利用して蒸気(180℃)を製造する機器です。
機器の中に排ガスを通すため、排ガス内に含まれる水分などにより
錆や不純物が機器に付着してしまうことがあるため、高圧洗浄機で洗浄し汚れを落とします。
プレート&シェル熱交換器は、蒸気(180℃)と温水(60℃)を熱交換し、
80℃の温水を製造する際に使用しています。
ボイラで製造された蒸気を熱交換器まで、配管を通じて運びますが、
同時に配管内の汚れや不純物も運ばれ、熱交換器内が汚れてしまうことがあるため、
洗浄が必要となります。
このように整備を実施することで機器が故障しないようにすると共に、
効率よくエネルギーを製造することができます。
整備完了後に検査を実施し、無事に合格の認定をいただきました。
今後とも、新さっぽろエネルギーセンターでは機器の日常点検・検査を行うことで
街区一帯にエネルギーを安定供給し、地域の安心・安全な暮らしを支えて参ります。