社会医療法人 交雄会メディカル 交雄会新さっぽろ病院さまのご紹介

2024.12.27

新さっぽろエネルギーセンター(以下、新さっぽろEC)は、病院、商業施設、ホテル、マンションの7棟の建物で構成される新さっぽろ駅周辺地区に電気・熱をお届けしています。

新さっぽろ駅周辺地区は、低炭素で災害に強い街づくりを先導するプロジェクトとして、街区全体のエネルギーを効率的に管理するためのシステム「CEMS(地域エネルギーマネジメントシステム)」と各施設さまのご協力により、街区全体で省エネを支えています。

今回のエネトピでは、地域のかかりつけ医として、みなさまの健康をサポートする交雄会新さっぽろ病院さまの取り組みについてご紹介します。(病院の公式HPこちらから)

◆省エネ、省COへの取り組み

交雄新さっぽろ病院さまは、新さっぽろECとも連携し、省エネ・省COへの取り組みも実施しています。そのひとつが、CEMSとの連携による「自動デマンドレスポンス(以下、ADR) 」です。

ADRとは、エネルギー需給のバランスを調整するCEMSの機能であり、代表例として、ここでは自動空調機器制御の機能をご紹介します。通常は、施設管理者の方がその施設の空調制御を手動で行いますが、ADR機能を用いることで、CEMSが自動的に空調を制御し、人の手を借りずに省エネ・省CO2を実現することができます。

ただし、いくら省エネ・省CO2になるからといっても、患者さまが不快に感じるような室温設定となっては困ります。そのため、ADRを実施するにあたっての事前準備として、交雄会新さっぽろ病院さまで「快適性アンケート」を実施させていただくことで、室内の快適性を担保するようにしています。快適性アンケートとは、病院内のスタッフさま・患者さまに施設内の「暑い/寒い」、「快適/不快」をお伺いすることで、どのような環境下(温度・湿度等の条件)でADRを発動できるのかを調査しています。

交雄会新さっぽろ病院さまでは、20236月より快適性アンケートを実施し、現在に至るまで約2600名の病院内のスタッフさま・患者さまのご協力をいただいております。

今後も、交雄会新さっぽろ病院さまでは、省エネ・省CO2を実現しながら、施設利用者さまへ快適な環境を提供していきます。

◆地域のかかりつけ医として、みなさまの健康をトータルサポート

交雄会新さっぽろ病院さまは1982年に開院し、これまで慢性期医療が中心であった「記念塔病院」から病院名を一新し、従来の療養病棟を残しつつ新たな診療体制で20227月に厚別区の新さっぽろ駅周辺地区に新築移転しました。

 

外来診療部門では、一般内科診療の他に「内視鏡センター」と「血液浄化センター」を開設し、「内視鏡センター」はAI(人工知能)を搭載した内視鏡など最新機器を備え、消化器疾患の早期発見・治療に注力しています。胃カメラ・大腸カメラは鎮痛剤を用いた苦痛の少ない検査を行っています。

「血液浄化センター」は、新さっぽろECと連携することにより、安定して電力を確保し災害に強いという特徴を有しており、透析治療が途切れることなく実施できるなど、専門性の高い診療を安全な環境で行っています。

また、睡眠時無呼吸症候群外来、健康診断や予防接種などの予防医療にも力を注いでいます。
病棟部門では、入院や治療後にご自宅での生活に戻るための支援をする「地域包括ケア病床」、急性期医療(入院や手術)後に身体の機能の回復を目指し集中的にリハビリを行う「回復期リハビリテーション病棟」、長期で療養を要する方の「医療療養病棟」と種別の違う病棟を持つことで、さまざまな患者さまを受け入れ、診療を行っています。

さらに近隣病院や施設と連携しながら、地域に根ざした医療・予防・生活支援などの包括的なネットワーク作りの役割を担っています。

 

詳細については、交雄会新さっぽろ病院さまの公式HPからご確認ください。

今後とも、新さっぽろECでは、街区一帯にエネルギーを安定供給し地域の安心・安全な暮らしを支えてまいります。