2024.06.27
冷凍機の定期点検を実施しました!

新さっぽろエネルギーセンター(以下、新さっぽろEC)は、

排熱投入型蒸気焚吸収式冷凍機(以下、冷凍機)を使用して新さっぽろ駅周辺地区に

供給する冷水を製造しています。

新さっぽろECで製造した冷水は、地区内の商業施設やホテル、病院で冷房に利用されます。

冷凍機は機器の内部で冷媒(水)が蒸発する際に、周囲の熱を奪う原理を利用して冷水を製造します。

現在、エアコンや冷蔵庫等では冷媒としてフロンが最も多く利用されていますが、

冷凍機はフロンを利用せず「水」を冷媒とした環境にやさしい空調システムです。



冷凍機の内部では冷媒が「蒸発」・「吸収」・「再生」・「凝縮」の4つの作用を経て循環しており、

また、冷水の製造を行うためには冷凍機の一部で蒸気・温水等の熱源が必要となります。

この熱源として新さっぽろEC内のガスコージェネレーションシステム(以下、CGS)の発電時などに

発生した排熱蒸気・温水を活用するため、CGSの排熱を無駄なく有効利用でき省エネにつながります。


排熱投入型蒸気焚吸収式冷凍機
【新さっぽろEC】冷水製造の流れ


これから暑くなる夏季に向け、お客さまが安心して冷房をご利用いただけるよう、

2024年5月15日、16日に冷凍機の定期点検を実施しました。

定期点検は年に3回実施しています。

今回の点検では、冷凍機の内部に汚れや水漏れ等の損傷がないこと、

ポンプや弁などの状態や設定が正しいこと、運転時間やポンプの発停回数より正常に

動作が出来ているかについて確認しました。

点検の結果、問題無く安心安全に冷水をお客さまのもとへ送れることを確認しました。



定期点検のようす①
定期点検のようす②


今後とも、新さっぽろECでは機器の日常及び定期点検を行うことで、地区一帯に

エネルギーを供給し、地域の安心・安全な暮らしを支えて参ります。

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