2024.08.28
導管点検を実施しました!
新さっぽろエネルギーセンター(以下、新さっぽろEC)は、クリーンな天然ガスを燃料とする
ガスコージェネレーションシステム(以下、CGS)で発電するとともに、
発電時に発生する熱も有効利用し、温水・冷水を製造しています。
このような、エネルギーを無駄なく生み出すしくみで省エネ・省CO2に貢献しています。
新さっぽろECで生み出された電力・温水・冷水は、地中に埋設する電線・導管を通じて
新さっぽろ駅周辺地区の商業施設やホテル、病院、マンションへ供給され、
各施設の照明、冷暖房、給湯、融雪などに利用されます。
その中でも温水は、金属導管を通じて各施設に供給しております。
地中に埋設している金属導管は、長い間使われるうちに、
水分や土の中の成分と反応して腐食しやすくなります。
腐食が進むと、導管に穴があいて漏れたり、構造が弱くなって壊れたりするリスクが高まります。
新さっぽろECでは、こうした腐食を防ぐために
流電陽極方式とよばれる方式により対策(電気防食)を施しています。
流電陽極方式による電気防食は、さびやすい金属(たとえばマグネシウムや亜鉛など)を
導管の近くに取り付け、これをわざとさびさせることで、導管自体の腐食を防ぎます。
電気防食を施すことで、導管が腐食せず長期間にわたって安全に使い続けることができます。
この防食効果が維持されていることを確認するため、年1回の定期点検を実施しており
今年は6月10日に導管の定期点検を実施しました。
今回の点検では、ハンドホール内から防食効果の点検を実施し
防食効果が維持されていること、温水導管に問題がないことを確認しました。
今後とも、新さっぽろECでは機器の日常点検・検査を行うことで
街区一帯にエネルギーを安定供給し、地域の安心・安全な暮らしを支えて参ります。