2024.09.30
自動制御機器の点検を実施しました!
新さっぽろエネルギーセンター(以下、新さっぽろEC)は、
病院、商業施設、ホテル、マンションの7棟の建物で構成される
新さっぽろ駅周辺地区にエネルギー(電気・熱)をお届けしています。
エネルギーを皆さまのもとへお届けするまでには、ガスコージェネレーションシステムや
熱交換器、吸収式冷凍機といった機器があります。
これらの機器を安全に運転するために、温度や圧力、流量を測る計測装置や
自動制御機器があります。
自動制御機器は、私たちの暮らしの中でもさまざまなところで使用されており、
身近なものでいえば、エアコンに使用される自動制御機器があります。
例えば、エアコンの設定温度を25℃にしておくと、部屋が25℃より暑くなると
自動で冷房が作動して部屋を冷やし、逆に寒くなると自動で暖房が作動します。
エアコンの「温度センサー」が温度を測り、エアコンの「コントローラー」が
冷やすか暖めるかを判断することで、常に快適な温度を保つことができます。
自動で最適な状態を保ち、必要なときにだけ作動するため省エネ・省CO2にもつながります。
このように、自動制御機器というのは、エネルギーの安定供給や省エネに寄与する
縁の下の力持ちのような存在といえます。
これらの性能を維持するために、新さっぽろECでは年に2回自動制御機器の点検を実施しています。
2024年度は7月22日~26日に1回目の点検を実施し、結果に問題が無いことを確認しました。
今回の点検では、新さっぽろEC内のガスコージェネレーションシステム、熱交換器と
お客さま側の受入設備(温水系統、融雪温水系統)の自動制御機器点検を実施しました。
点検の内容には以下のようなものがあります。
①センサーの動作確認…温度や圧力を測定するセンサーが正しく動作し、正確な値を表示しているか。
②制御装置の動作確認…センサーからの情報を受け取り、適切に機械を制御する装置が正しく動いて
いるか。
③各自動制御機器の清掃、目視点検、各種パラメータ及びソフトウェアの確認
これらの点検を行うことで、設備の安定した運用やトラブルの未然防止、
安全性の確保が可能となります。
今後とも、新さっぽろECでは機器の日常点検・検査を行うことで、
街区一帯にエネルギーを安定供給し、地域の安心・安全な暮らしを支えて参ります。