2024.12.24
新さっぽろエネルギーセンターの電気設備点検を実施しました!
新さっぽろエネルギーセンター(以下、新さっぽろEC)では、
新さっぽろEC内にあるガスコージェネレーションシステム(以下、CGS)でつくられた電力と、
石狩発電所や札幌発電所などでつくられた北ガスの電力(系統電力)を利用し、
新さっぽろ駅周辺地区へ供給しています。
これらの電力は、配電盤・分電盤・自営線(電線)などの電気設備を通じて各施設に供給されます。
新さっぽろECは安全維持やお客さまへの安定供給のため、年に1回法令により定められた、
設備を停電して実施する電気設備点検を、今年は11月に実施しました。
新さっぽろECから各施設に電力を送電する際の
送電系統には、「A系」と「B系」があり、
一方が故障や点検中でも、もう一方で電力供給を
維持できるようにループ構造となっています。
そのため、今回のように停電を伴う点検を
実施しても、新さっぽろ駅周辺地区の皆さまには
問題なく電力を使用できる仕組みになって
います。
今回の点検では「B系」のみを停電させ、B系にあたる設備を点検しました。
停電操作後は、安全のためB系設備がきちんと停止していることを確認し、
感電や事故が起きないように点検を進めました。
点検の内容には、以下のようなものがあります。
【電力設備点検の一例】
①継電器試験・・・継電器(電気設備で異常が発生した際に自動的に電流を遮断する装置)が
正しく動作しているかの試験。
②絶縁測定・・・絶縁抵抗を測定し、電気が漏れないか、絶縁が劣化していないかの測定。
これにより感電の危険や火災のリスクを防ぐことができます。
③設備の清掃、変色・変形・損傷が無いかの点検
これらの点検を終え、結果に問題がないことを確認しました。
今後とも、新さっぽろECでは機器の日常点検・検査を行うことで、
街区一帯にエネルギーを安定供給し、地域の安心・安全な暮らしを支えて参ります。