2023.11.20
熱交換器の整備・検査を実施しました!

新さっぽろエネルギーセンター(以下、新さっぽろEC)では、

機器(ガスコジェネレーションシステムボイラー吸収式冷凍機)等から得られた

蒸気・温水・冷水を熱交換させることで、新さっぽろ駅周辺地区に供給する

温水冷水を製造しています。



熱交換を行う熱交換器1は、1年に1回検査機関による性能検査が法律で義務付けられており、

新さっぽろECでは11月中に整備及び検査を実施しました。




1:温度が高い方から低い方に移る熱の性質を利用して、効率よく熱を伝導する機器のこと。


プレート式熱交換器(開放前)
プレート式熱交換器(開放時)
プレート&シェル熱交換器(開放前) 
プレート&シェル熱交換器(開放時)

プレート式熱交換器は、波型に成型された複数の伝熱板を積層し、

その間に高温流体と低温流体を流して熱交換を行うもので、小型・高効率という特徴があります。




プレート&シェル熱交換器は、シェル(胴体)の中にプレートが収められており、

小型・高効率に加えて高温でも使用可能という特徴があることから、

新さっぽろECでは蒸気(180℃)と、お客さま側から還ってきた温水60℃)との熱交換に用い、

お客さまへお送りする温水(80)を製造しています。




付属品の検査の様子
熱交換器本体の検査の様子

検査準備として圧力計や安全弁などの付属部品を取り外し、内部を開放して整備・清掃を行った後、

本体・付属品に損耗・腐食・その他異常がないことを検査機関がチェックし、

無事性能検査合格の認定をいただきました。




 

今後とも、新さっぽろECでは機器の日常点検・検査を行うことで

街区一帯にエネルギーを安定供給し、地域の安心・安全な暮らしを支えて参ります。

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