北海道ガスの取り組み紹介①
〜46エネルギーセンター〜

2022.06.20

46エネルギーセンターは、北海道ガス工場跡地に建設されたもので2019年4月に運用を開始しました。ガスコージェネレーションシステム(以下、CGS)(315kW×2台)を中心としたエネルギーシステムで、北ガス46アリーナ(札幌市民体育館)、分譲マンション、医療施設、健康増進施設に電力、温水、冷水を供給しております。
CEMSを弊社として初めて導入し、過去の実績や天気情報よりエネルギー需要量を予測し、その予測に基づきCGS等の最適な運転計画を立案します。
CEMSによりお客さまのエネルギーを一括管理し、省エネを支えております。

46エネルギーセンター

主要設備

災害時のエネルギー供給

エネルギーセンターでは315kW×2台のCGSで電力を発電し、発電の際に余った排熱で温水を製造し、暖房・給湯に利用しております。災害時の場合もブラックアウトスタート機能で自立的に発電し、エネルギーの供給を継続することが可能です。

CGS

再生可能エネルギー

再生可能エネルギーとして地中熱ヒートポンプと太陽集熱器を導入しております。太陽光では太陽光発電がよく導入されますが、太陽集熱器では太陽光発電よりも約3倍程度高いエネルギー変換効率となっております。今回採用した太陽集熱器は真空型となっているため、外気温度が低い真冬でも熱回収が可能です。積雪と日射角対策として55度の角度で設置され、76.5kWの最大集熱量となります。

太陽熱蓄熱タンク
*太陽集熱器で温められた温水を貯めるタンクになります